
巨大なスズキが釣れた時の為に切り方を教えてほしいです!!
そして刺身で食べたいのですが、大きな魚には寄生虫がいるとも聞きます。
寄生虫がいる可能性の高い部位も教えてもらいたいです。

デカいスズキは先日釣り上げましたよ!そして魚屋さんの友達に切り方を教わってきたので紹介しますね。
今回は先日釣れた75cmのスズキを魚屋さんの友人に切ってもらったので、画像をたくさん使ってご説明していきますね。
まずは釣れたスズキ(シーバス)の釣り自慢をさせてください(/// ^///)
誕生日後一日メモリアル🐟
生まれて初めてこんなの釣ったぞー!!!
これランカーっていうの?
と大興奮
計測後5センチ足りない。
ちーん。。。でも、このまっるまるの筋肉みて!!
シーバス釣りハマる人の気持ちが
やっとわかった!(/// ^///)大満足の昨日の夜
睡眠時間3時間。笑#いってら👋 pic.twitter.com/VtQueUnjrD— 3ちゃん@釣りと家族記事ブロガー (@Sousuke55035021) June 7, 2020
ちなみに、シーバス(スズキ)は美味しくないイメージがある魚ですが、【個体による】のが本当のところです。
脂がのっている魚は本当に美味しく、感動する味です。
是非、そんな個体が釣れた時には食べてみてもらいので、切り方を紹介していきますね。
刺身包丁を持っていない方は↓からどうぞ。
あるのとないのとでは捌きやすさが全く違いますよ☆
それでは行ってみましょう!!!
魚屋さんのスズキの刺身の切り方は?
まず75cmのスズキを捌いた時の完成形の写真をご覧いただきましょう。

大量やな!!一週間ぐらいこまらなそう!!
スズキを刺身で食べようと思ったときに完璧に捌くのはかなり難しいです。
なので、完璧を追い求めず気軽にチャレンジしてみてください。
美味しいスズキと不味いスズキの違い
スズキと言えば100円の回転すしでは食べれない高級な魚です。
スズキの別名はシーバスです。
しかし、シーバスと言うと臭いイメージや美味しくないイメージがあるのはなぜでしょうか?
それは、居着きの個体を食べてしまった経験があるからです。
スズキは海にも川にもいますが、川に居着いている個体は色が黒っぽく臭くて食べれたものではありません。
釣り上げた瞬間からどぶ臭いので、すぐわかります。
しかし、海と川を行き来している回遊の個体は、色は銀色で筋肉質で全く臭さを感じさせません。
サーフシーバス(砂浜で釣りをしていて釣れるシーバス)は回遊の個体で、基本的に肌は銀色をしています。
ちなみに川で釣れるシーバス(鱸)のことを、リバーシーバスと呼びます。
リバーシーバスにも美味しい個体はいるので、釣り上げた時の色と匂いで食べるかを判断してください。
食べないと判断した個体はすぐに逃がしてあげてくださいね。
スズキを刺身で食べる切り方を画像付きで解説
それでは画像を交えて切り方をご説明していきますね。
まずは大まかな手順です。
スズキを刺身で食べる切り方の手順
- 鱗を落とす
- 頭を落とす(頭と一緒に内臓を取る)
- 浮き袋に切り込みを入れて、血合いをブラシで綺麗にする
- 最初の半身を切り落とす
- もう片方の半身を切り落とす
- 一番おいしい部分を切り落とす
- 血合い骨を切り取る
- 身から皮を剥がす。
- ハラス部分の食べれる個所を確保
次に注意点も補足しつつ、詳細を記載していきます。
①鱗を落とす
注意点=エラは鋭利な刃物と変わりません。
手を切らないように注意してください。
②スズキの頭を落とす手順
頭を落とすのが一番力が必要なタイミングです。
大きなスズキは骨が太いからです。
それでは行ってみましょう!!
スズキの胸ヒレから尾側に斜めに切込みを入れます。
背中は真っ直ぐに包丁を入れます。
逆も胸ヒレから尾に斜めに切込みを入れます。
腹側はヒレに対して斜めに包丁を入れます。
骨が太い時は料理ハサミで断ち切ります。
ほとんど切れたら頭に内臓がついた状態で引っ張ると内臓が頭にくっついてきて取れます。
内蔵は全て綺麗に取り除いてくださいね。
③浮き袋に切込みを入れて血合いをブラシで洗う
浮き袋に切り込みを入れる。
大きなサイズのスズキになると浮き袋の皮もぶ厚いです。
その後、ブラシで血合いを洗ってください。
魚の血合いを洗う物と水筒などを洗うブラシは分けておいた方が無難です。
ここで水洗いした後に、キッチンペーパーで水分をふきとってください。
水分が残ったままだとヌルヌルして切りにくいためです。
④最初の半身を切り落とす
頭側の背中から中骨に沿って切込みを入れる
中骨は一番太い骨なのでわかりやすいですが慎重に・・・包丁は徐行でお願いします。
1回で切ろうとせず、数回にわたって包丁を入れます。
鮮度がないとお腹まで切込みが入ってしまうので鮮度があるうちに捌きたいところ
次に尾側から頭に向かって切込みを入れます。
続いて尾付近が背中と腹まで包丁が通るようになったら頭側からハサミで骨から剥がします。
最後に尾に切り込みを入れて、最初の半身を切り落とします。
途中途中で包丁についた脂をキッチンペーパーで拭き取ることで、切りやすくなります。
脂が乗っているということは上手い証拠ですぞ!
⑤もう片方の半身を切り落とす
骨と半身の2枚状態になったら皮を上にしておきます。
次にお腹側から頭に向かって切込みを入れます。
一度で切ろうとせず数回にわたって包丁を入れます。
再度開きながら包丁を入れます。
続いて尾側を左側にし身を下にして寝かせます。
そして尾びれの少し手前から、切り込みを入れていきます。
骨に沿って数回切り込みを入れます。
尾に切れ目を入れると骨だけが残ります。
⑥いちばん美味しい部分を切り離す
一番脂がのっておいしい部分でハラスといって腹部分です。
こちらはまず、腹側を左向きに起き脂が多い部分を切ります。
柳葉包丁で数回にわたって丁寧に切込みを入れます。
数回包丁を入れることで開いていき、最後は包丁を立てて切り落とします。
落としたら後ほど捌くので別場所に保管しておいてください。
⑦血合い骨を切り取る
まず血合い骨にそって包丁を入れてひらきます。
切ってる最中にガリガリいってたら血合い骨どおりに切れていないので、すーっと包丁が入るポイントが正しいです。
次に血合い骨が入っている方に縦に薄く包丁をいれて血合い骨を切り取り、切り取った部分は捨てます。
血合い骨の部分は捨てます。(油で揚げれば骨せんべいなどでは食べれます)
⑧皮を剥がす
残った身はから皮を剥がします。
ポイントは包丁を少しだけ前後させつつ皮を引っ張りながら左右に降ることで、剥がれます。
⑨ハラス部分の食べれる部分を確保
先ほど別場所に保管していた、一番美味しい部分捌いていきます。
ハラス部分は皮を上にしてあばら骨に反って包丁をいれます。
皮がわが食べれるが反対側(あばら骨)は捨てます。
内臓の皮が薄い白い膜としてついているので、白い部分だけ切り取ります。
最後に皮を剥ぎ取ります。
皮を剥ぐときの注意点ですがスズキは筋が入っている魚です。
その筋に逆らって皮を剥いでしまうと身がほぐれてしまうので注意が必要です。
ここまで終わればほぼ終了!塊だけが残っている状態です。

お疲れ様でした~~~!!!ガブリ食べちゃってください!!!
というのは冗談です。w
アニサキスの場所について記載しているので、以下もお読みいただき食べるサイズの切り方の参考にしてください。
寄生虫がいる部位も紹介
寄生虫がいる可能性が高い部位は1番美味しいハラスという腹の部分です。
今回も兄貴(アニサキス)がニョロしてました。
アニサキスは2週間以内に腹部にて激痛を引き起こす厄介な寄生虫です。
しかし、しっかりと目視確認を行えば事前に発見することが可能な寄生虫ですので、安心してください。
ちなみに、発見するコツとしては刺身にする時に平たく薄く切ることです。
フグ刺しを食べたことがある人なら想像ができるかもしれませんが、皿の模様が見えるレベルで薄く切ってください。
そんな時に必要になってくるのが、柳葉包丁です。
釣った魚を捌く時には柳葉包丁と出刃包丁の2つがあれば、事足りるので、お持ちでない人は購入を検討してみてください。
柳葉包丁とは刺身包丁のことです。
柳葉包丁(刺身包丁)というと仕切りが高いイメージですが、3000円ほどでセットで購入できます。
写真に写っている長い包丁がそうです。
まとめ
今回は魚屋さんの友人に教わったスズキを刺身で食べる切り方をご紹介しました。
今時期かなり釣りやすくなっていますので、回遊個体が釣れた場合には是非捌いて食べてみてください。
本当に感動できる味わいです。
味わいとしては脂がのっていて、中トロのようですが歯ごたえはしっかりしている。
マゴチまで弾力はないがヒラメよりは弾力がある。
といったところが私の感想です。
それでは最後に切り方のポイントのまとめです。
スズキを刺身で食べる為のポイント一覧
- 居着きの個体ではなく回遊個体は美味!回遊個体は銀色でドブ臭くない。反対に居着きの個体は黒くどぶ臭く不味い
- エラは手を切りやすいので要注意
- 包丁で太い骨を切り離せない時はキッチンハサミを使う
- 頭を落とし内臓を取り除いて洗った後は、捌く前にキッチンペーパーなどで余計な水分は除去しておく
- 包丁に脂がつくので時々ふき取る
- 皮をはがすときは筋に逆らわないで包丁を少しずつ前後させ、皮を少しずつ引っ張る
- アニサキスがいる場所はハラス部分なので念入りに確認する

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スズキはエラ洗いというフック(針)を外す行動をしますが、以前書いたこの記事を思い出したおかげで釣ることができました。
良かったら参考にしてください。
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