上司と部下に板挟みの中堅サラリーマンの日常
上司「売り上げあがらないな~。最近おまえのとこだけ目立って悪いけどどうした?」
中堅サラリーマン「申し訳ございません。やれることはやってますし、現場の責任者からも意見を求めて改善に取り組んでいるのですが、数字がついてきません。」
上司「今度時間とってあげるから、やってることまとめといてくれ」
中堅サラリーマン「かしこまりました。。。。。。」
こんな状況。。。中堅サラリーマンの皆さんなら誰でも経験した事があるのではないでしょうか。
登場人物紹介
職場:シフト制で勤務するサービス業界
上司:私の尊敬する先輩営業マン。頭の切れが早く口も達者。裏ではスーパーコンピューターの呼び名もある。(40代前半)
私:売り場を5年経験し営業に昇進。営業5年目で勤続10年の中堅サラリーマン。売り上げ管理とスタッフフォローを行う。(30代前半)
直属の部下:私と共にサービス業界で仕事をしてきており、現在売り場で責任者をしている。(30代前半)
新人スタッフ:入社して2か月も経過しない右も左もわからない、ほやほやスタッフ。(20代前半)
直属の部下に意見を求めるな
売り上げが上がらない。どうしてあがらないのか、考えうる対策はすべて行った。それでも売り上げが上がらない。
そんな時、皆さんは誰に意見を求めますか?現場から離れて10数年経過している上司ですか?現場にいる直属の部下ですか?
確かに上司は自分が経験していない経験をしていることでしょうから、相談しますよね。
それでも売り上げが上がらない。そんな時はどうしますか?
社会人として働くということは、いずれ部下もできますが皆さんは直属の部下に意見を求めたことはありませんか?
意見を求めた時の反応はどうでしたか?
出世を考える部下にとって、評価する立場の上司に本当のことを包み隠さず話しますか?
私なら話しません。サラリーマンは出世してなんぼです。馬鹿正直に包み隠さず話をして特はしません。
言わなくてもいいことは言わないし、隠すことは隠し、自分の評価に値することはアピールする。
人間だれしも嫌われたくない、よく見られたいと思うのが人間というものです。
入社して2か月の新人スタッフ(2人)を御飯に誘ってみたら・・・・
会社で新人研修があったので、研修が終わった新人スタッフ2人にご飯に誘ってみました。
ご飯を食べながら色々な話をしました。
【彼氏の話】
【流行りの音楽】←この辺からついていけない、30代の音楽疎いおっさん(泣)
・・・・・他にも話をしましたが、単語も記憶できないほど耳にしたことがない横文字が並んでた・・・
三人はお腹いっぱいになってきたし、そろそろ帰るか~と思って会計を呼びました。
会計を待っている間、入社して2か月の新人スタッフに聞く話ではないと思いましたが一応聞いてみました。
私「入社したばかりだけど、何か困っている事とか悩みってある??」
新人スタッフ「・・・・・あります!」
・・・・・
あるんか~い!!!!(^O^)
↑ま~覚えることが多すぎて整理しきれないから、コツを教えてとかだよね。と勝手に軽く考えていました。
辞めたいです!・・・え?!何を??
慎重な面持ちで新人スタッフが
新人スタッフ「私、仕事辞めたいです。最近よく考えるようになったんですけど。辞めようかなって思ってます。」
私「え??何を??」←あほ!!←ビックリしすぎて状況が把握できていない。(^^;)
だって入社して2か月で辞めるって聞いたことあります?私の職場では初めてでしたので、それはそれは驚きました。
まず理由を聞いてみることに
私「え??何を??・・・・じゃなくて~、どしたどした??何か困ってることでもあるの?」
新人スタッフ「はい、・・・・・今から言うことはここだけの秘密にしてほしいんですが・・・」
私「わかった。」ゴクリ←唾を飲む音
新人スタッフ「私、暗くなってから帰宅すると駅から家までの道に電灯ないので怖いんです。」
新人スタッフ「早番、中番、遅番があるので遅番やりたくないと言うつもりはありませんが、多すぎます。」
新人スタッフ「どうして責任者は早番固定で、中堅先輩スタッフと新人の私達が遅番と中番なんですか?!」
不満は売れない組織を作る
確かに、シフトを把握していた私は新人と中堅スタッフが遅番シフトが多いなとは感じていました。
が、責任者がスタッフ全員に理由を説明し、納得してもらっていると勝手に思い込んでいました。
ただそれは私の勘違いであって、現実は何の説明もなく上記のシフトが固定化されていた。
それでは
不公平感が生まれ不満が募る
↓
信頼関係が薄れる
↓
売り場責任者の指示を聞かなくなる(聞いているように見えるのは表面だけ)
↓
スタッフがやる気を失う(以下売り上げが伸びない)
↓
人が辞めていく(責任者のマインドも下がる)
↓
新人が入れ替わるサイクルが早い
↓
売れるスタッフが育たない
↓
やっぱり売り上げが伸びない
コミュニケーションは一番重要!
今回の件で新人スタッフにコミュニケーションの重要性を再認識させられました。
【私→責任者】シフトの組み方についてスタッフに理解をしてもらえるように説明してね。の一言があれば・・・
【責任者→スタッフ】シフトの組み方には○○○な理由があるんだよ。の一言があれば・・・
【私→スタッフ】責任者からシフトの組み方についての説明ってあったよね?の一言があれば・・・
【スタッフ→私や責任者】シフト組について納得がいかない旨の一言があれば・・・
たった一言で解決するのに、それができないまま【辞める】という決断をしてしまう・・・・・・それが現代の現実です。
もちろん、ご飯の最後に理由を説明したらスタッフは納得してくれて、遅番のシフトを少し減らしてあげたので感謝までされました。
新人スタッフの【目】を活かすべし
現在も元気に販売してくれていますし、どのようにすれば売れるのか等、積極的に考えてくれています☆
そこで感じたのは、長年売り場にいるスタッフより新人スタッフはお客様目線に近いということです。
どのような展示の仕方が見やすいのか、買いたくなるのか思ったことをハッキリ言ってくれます。(信頼関係が必要ですが)
その意見と先輩スタッフの意見をすり合わせすればいいわけです。
やっぱりコミュニケーションですよね。
皆さん、日ごろから新人スタッフとコミュニケーションとってますか??
新たな発見がありますよ☆
【おわり】
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